前回の React Spectrum入門の続編。今回は実践編として、React Spectrum を ClaudeやCursorなどのAIに「正しく」使わせるための公式MCPサーバーとAgent Skillの接続手順をまとめます。
なぜ接続するのか
AIにUIコードを書かせると、古いAPIや存在しないプロパティを書いてしまうことがあります。React Spectrum 公式のMCPサーバーとAgent Skillをつなぐと、AIが最新かつ正確なコンポーネント情報を参照しながら実装でき、こうした取りこぼしを減らせます。「AIに任せて作る」前提を、公式が支える形です。
1. Agent Skill を入れる
まずスキルを追加します。これでAIコーディングツールが、必要なときにReact Spectrum用の指示・リソースを読み込めるようになります。
npx skills add https://react-spectrum.adobe.com
2. MCPサーバーをAIツールに接続
使っているツールに合わせて、次のいずれかでMCPサーバー(@react-spectrum/mcp)を追加します。
| ツール | 追加方法 |
|---|---|
| Claude Code(CLI) | claude mcp add react-spectrum-s2 npx @react-spectrum/mcp@latest |
| Claude Desktop | コネクター直リンク:claude://claude.ai/directory/connectors/ant.dir.gh.adobe.s2 |
| Cursor | 設定に "command": "npx", "args": ["@react-spectrum/mcp@latest"] |
| VS Code | code --add-mcp '{"name":"React Spectrum (S2)","command":"npx","args":["@react-spectrum/mcp@latest"]}' |
| Gemini CLI | gemini mcp add react-spectrum-s2 npx @react-spectrum/mcp@latest |
Codex を使う場合は ~/.codex/config.toml に次を追記します。
[mcp_servers.react-spectrum-s2]
command = "npx"
args = ["@react-spectrum/mcp@latest"]
3. ドキュメントをLLMに読ませる
MCPに加えて、ドキュメントを直接AIに渡す方法も用意されています。
- 任意のドキュメントURLの末尾に
.mdを付けると、Markdown形式で取得できる。 - 各ページの「Copy for LLM」ボタンで、その内容をMarkdownでコピーできる。
llms.txtに、取得できるMarkdownページの一覧がまとまっている。
使う流れ(例)
接続後は、いつものように自然言語で頼むだけです。例えば Claude Code で「React Spectrum(S2)で、検索フィールド付きのデータテーブルを作って」と依頼すると、AIがMCP経由で正しいコンポーネントとプロパティを確認しながらコードを書きます。生成後は必ず動作とアクセシビリティを確認しましょう。
注意点
- MCPサーバーは実際のツールアクセスを伴います。必要なものだけ接続し、使わないものは外す。
- MCPはトークン消費が増えがち。多くのサーバーを同時に有効化しすぎない。
- 生成コードはレビュー前提。AIは下書き、最終判断は人、という原則は実装でも同じです。
主な情報源
各ツールは提供元の規約・ライセンスに従ってご利用ください。コマンドや接続方法は公開時点のものです。収集・要約はAI、公開判断は人。