この1〜2週間で、主要なAIサイトビルダー各社が相次いで新機能を発表しました。共通するキーワードは「外部AIエージェントとの接続」「使うAIモデルを選べるようにする」「デザインシステムの精度向上」の3つ。Framer・Figma Make・v0(Vercel)・Bolt.new・Lovableの最新アップデートを、出典付きで簡潔にまとめます。

Framer 3.0:キャンバス内AIエージェントと「外部エージェント接続」
Framerは6月に公開した「Framer 3.0」で、AIエージェントをデザインキャンバスに直接組み込みました。プロンプトからページ構成・セクション・下書きコピーを生成し、そのまま手動で編集を続けられるのが特徴です。
さらに注目したいのがExternal Agents(外部エージェント接続)という新機能。Claude CodeやCursor、Codexなど手元のAIコーディングエージェントを、MCPの個別設定なしにFramerのプロジェクトへ直接つなげられます。エージェント側で「/framer」スキルを実行するだけで、キャンバス・コンポーネント・CMSデータへのフルアクセスが得られる仕組みです。加えてGitライクなブランチ機能も追加され、デザインの並行検証がしやすくなりました。
Figma Make:モデル選択にGPT-5.6が追加
Figma Makeのチャット画面にあるモデルピッカーに、OpenAIの新モデル「GPT-5.6」が選べるようになりました。Figma公式ブログによれば、初回のビルド精度とスピードが向上し、エラーの自己修復(self-healing)やレスポンシブなプロトタイプの完成度も上がっているとのことです。Figma Config 2026で追加されたFigma Motionやコードレイヤー、シェーダーなどと組み合わせることで、プロンプトからプロダクションコードまでの距離がさらに縮まっています。
v0(Vercel):Design Systems 2.0とDesign Modeの進化
v0は6月下旬に「Design Systems 2.0」を発表。既存のReactコンポーネントライブラリをそのままインポートし、チャットごとにデザインシステムを説明し直す手間をなくす仕組みです。インポート後はプロンプトバーやDesign Systemsページから選ぶだけで、チーム全員が同じ設計に沿ってプロトタイプを作れます。
あわせて、コードを書かずにUIを直接調整できる「Design Mode」も、配色パレットのワンクリック適用や色相・彩度・明度の微調整、フォントのクイック切り替えなど細部が強化されました。詳細はv0の公式Changelogで随時更新されています。
Bolt.new:エージェントにClaude Sonnet 5を統合
Bolt.newは公式Xアカウントで、「Claude Sonnet 5がBoltのエージェントに組み込まれた」と発表しました。順次ユーザーへ展開が始まっています。プロンプトからフルスタックのWebアプリを生成するBolt.newにとって、エージェント精度に直結するモデル刷新は実務上のインパクトが大きい変更です。
Lovable:代理店・コンサル向け「Solution Partner Program」
Lovableは制作会社・コンサルティング企業向けにSolution Partner Programを開始しました。継続的な収益シェア、エンタープライズ顧客とのマッチング、専用の学習コンテンツ・プレイブックへのアクセスが柱です。機能追加そのものではありませんが、「AIサイトビルダーで作った成果物を、代理店経由で企業に届ける」導線が公式に整った点は、Webデザイン業界にとって見逃せない動きです。
まとめ:5サービスの今回のアップデート
| サービス | 今回のアップデート | ポイント |
|---|---|---|
| Framer | External Agents/Gitライクなブランチ | Claude Code等の外部エージェントを直接接続 |
| Figma Make | モデルピッカーにGPT-5.6追加 | 初回ビルドの精度・速度が向上 |
| v0(Vercel) | Design Systems 2.0/Design Mode強化 | 既存コンポーネントをそのまま持ち込める |
| Bolt.new | エージェントにClaude Sonnet 5を統合 | 生成精度に直結するモデル刷新 |
| Lovable | Solution Partner Program開始 | 代理店・コンサル向けの収益シェア制度 |

全体を通じて見えてくるのは、AIサイトビルダーが「自社のAIだけで完結する箱庭」から、「好きなモデルや好きな外部エージェントを組み合わせられるプラットフォーム」へとシフトしている流れです。Framerの外部エージェント接続や、Figma Make・Bolt.newのモデル選択肢の拡大は、その象徴と言えそうです。
主な情報源
- Framer公式:Connect Claude Code, Cursor, and Codex
- Framer 3.0: AI Agents, Branching & What It Means(lushbinary)
- Figma公式ブログ:GPT-5.6 is now available in Figma Make
- v0’s Design Systems 2.0(AlphaSignal)
- v0公式Changelog
- Bolt.new公式X:Claude Sonnet 5 integration
- Lovable公式:Solution partners
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