Qwen-Image-2.1・ChatGPT Images 2.5・MAI-Image-2.6・Seedance 2.5——今週のAIビジュアル注目4選とすぐ試せるプロンプト

今週のビジュアル のアイキャッチ

今週は画像・動画生成AIの新モデル・新機能が立て続けに動いた週でした。透過アイコンをそのまま書き出せるQwen-Image-2.1の早期アクセス、複数ターン編集の一貫性が上がったChatGPT Images 2.5、文字組みの正確さでリーダーボード首位に立ったMAI-Image-2.6、そして30秒ワンカットを実現した動画モデルSeedance 2.5。この4本を、そのままコピペで試せる一言プロンプトつきで紹介します。

画像・動画生成AIのイメージイラスト

1. Qwen-Image-2.1——透過背景・タイポグラフィに強い早期アクセスモデル

AlibabaのQwen-Image-2.1は2026年9月17日にModelScopeで早期アクセスが始まった画像生成・編集モデルです。ネイティブ2K出力、プロ品質の文字組み、アルファチャンネル(透過)出力、1枚の参照画像だけで条件付けできるSingle-Image Conditioningが特徴です。オープンソース化が予告されていますが、本稿執筆時点では正式な重みは未公開の早期アクセス段階です。

①狙い:UIやスライドにそのまま貼れる、背景が透明なアプリアイコンを一発生成する。

A minimalist app icon on a transparent background, rounded square badge in a soft gradient from teal to blue, centered bold white sans-serif wordmark reading "NOVA", subtle drop shadow, clean vector-flat style, no background texture, native 2K resolution, alpha channel transparent, no photographic elements

③効いている要素:「transparent background」と「alpha channel transparent」を両方明示することで、背景を透過情報として書き出そうとする挙動を引き出しやすくなります。文字を正確に入れたいときは「wordmark reading “NOVA”」のように対象の語句を引用符で囲むのが定石です。「native 2K resolution」を明記すると、アップスケールに頼らない解像度を狙いやすくなります。

2. ChatGPT Images 2.5——複数ターン編集の一貫性が上がったFlare / Sunburst

OpenAIは2026年9月8日にChatGPT Images 2.5を発表しました。APIでは高速・低コストの「GPT-Image-2.5 Flare」と、編集精度を優先した「GPT-Image-2.5 Sunburst」の2系統に分岐しており、いずれも複数回にわたる編集を重ねても被写体や構図が崩れにくくなっています。あわせて手描きラフを構図の下敷きにできるSketch機能やテンプレートも追加されました。

①狙い:商品写真の背景だけをピンポイントで差し替え、被写体の形や質感は完全に保持する。

Editorial product photo of a matte ceramic pour-over coffee dripper on a walnut table, morning window light from the left, shallow depth of field. Keep the dripper's shape, glaze color, and surface texture exactly as in the reference image. Only change the background to a blurred sage-green kitchen wall, everything else unchanged

③効いている要素:「Keep … exactly as in the reference image」で保持したい対象を名指しし、「Only change …」で変更範囲を限定する二段構えが、編集特化型モデルを狙い通りに動かすコツです。変更してよい箇所と変えたくない箇所を1文ずつ分けて書くと、多ターン編集でも劣化しにくくなります。

3. MAI-Image-2.6——テキストレンダリングで編集リーダーボード首位

Microsoft AIのMAI-Image-2.6は2026年8月10日発表のモデルで、独立ベンチマークArtificial Analysis Image Editing Leaderboardで首位、Text to Imageでも上位に入っています。特にテキストレンダリング精度の向上が大きく、バナーやPOPのような「画像内に正確な文字を入れる」用途に向いています。MAI PlaygroundやCopilotから利用できます。

①狙い:見出し・補足テキスト・商品モックアップを1枚に収めた店頭バナーを、文字崩れなく作る。

Flat-lay marketing banner, warm autumn color palette. Bold headline text "AUTUMN SALE 20% OFF" in a clean condensed sans-serif across the top third. Small Japanese subtext "本日限定" in the bottom right corner. A paper coffee cup mockup placed center-left. Plenty of negative space around the text for later cropping

③効いている要素:見出しと補足テキストを役割ごとに分け、それぞれ「top third」「bottom right corner」のように配置場所を具体的に指定すると、文字組みに強いモデルほど狙った位置に正確なテキストを収めてくれます。文字列は必ず引用符で囲み、フォント印象は「clean condensed sans-serif」のように簡潔な形容で添えるのがコツです。

4. Seedance 2.5——30秒ワンカット×タイムスタンプ編集

ByteDanceのSeedance 2.5は2026年7月31日に一般提供が始まった動画生成モデルで、最大30秒のワンカットをつなぎ合わせなしで生成できます。画像・動画・音声を合わせて最大50点の参照素材を渡せるほか、生成後の映像に対してタイムスタンプ単位・領域単位で編集を加えられる点が特徴です。Dreamina(CapCut系)やJimeng、Doubao Proから利用できます。

①狙い:1カットの中でカメラワークを3段階に変化させるプロダクトムービーを、カットなしで作る。

A single continuous 30-second shot, no cuts. 0-10s: static close-up of a glass perfume bottle rotating slowly on a mirrored surface. 10-20s: camera pulls back in a slow dolly-out, revealing a minimalist studio around the bottle. 20-30s: camera tilts up gently as golden hour light floods in through a window. Warm, consistent color grade throughout

③効いている要素:「0-10s」「10-20s」のようにタイムスタンプを区切って指示を分けるのが、タイムスタンプ単位の編集に対応したモデルを制御する基本形です。区切りごとにカメラワーク(static close-up→dolly-out→tilt up)を明示し、最後に「no cuts」と添えることで、単一ショットとしての連続性を崩さないよう念押しできます。

今週登場したモデル・機能の早見表

モデル / 機能 種別 発表・提供時期 得意なこと
Qwen-Image-2.1(Alibaba) 画像 2026年9月17日〜早期アクセス ネイティブ2K編集・タイポグラフィ・アルファチャンネル出力
ChatGPT Images 2.5 / GPT-Image-2.5 Flare・Sunburst(OpenAI) 画像 2026年9月8日 多ターン編集の一貫性、Sketch機能での構図指定
MAI-Image-2.6(Microsoft AI) 画像 2026年8月10日発表 正確なテキストレンダリング、画像編集精度
Seedance 2.5(ByteDance) 動画 2026年7月31日〜一般提供 30秒ワンカット生成、最大50素材参照、タイムスタンプ編集

主な情報源

サンプルプロンプトは本メディアのオリジナル例です。各モデル・サービスは提供元の規約に従ってご利用ください。生成物の権利・商用条件は各規約をご確認ください。情報は公開時点のもの。収集・要約はAI、公開判断は人。