Figma・Remotion・Higgsfieldで作るシェーダー背景:AIツールの使い分けとWeb実装の注意点

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今日はデザイン系AIツールのうち「シェーダー(GPUで描く質感・動き)」に絞ります。Figmaのシェーダー機能、Remotionのシェーダー、動画生成のHiggsfieldを、Webの背景演出に使う場合の向き不向きで整理します。

画像・動画生成のイメージイラスト

シェーダーとは:数KBで動く質感

シェーダーは、GPU上で1ピクセルごとの色を計算する小さなプログラムです。CSSや画像では難しい、ゆらぎ・ノイズ・ガラス越しの歪みを表現できます。Webでは WebGL、近年は WebGPU で動きます。チェコの制作会社 Czech Th!s の解説記事は、シェーダーは数KB程度で済むことが多く、数MBの動画より軽くなり得る、と述べています。

1. Figma:プロンプトでシェーダーを作る(オープンベータ)

Figmaは2026年6月のConfigでシェーダーのフィル/エフェクトを発表しました(解説記事)。前述のCzech Th!sの記事によると、9月初旬にオープンベータになっています。

  • 「ゆるやかに波打つグラデーション」「フィルムグレイン」「ガラス越しの歪み」のように文章で指示すると、キャンバス上に描画される
  • 生成されたシェーダーコードは表示・ダウンロードでき、完成したエフェクトはコミュニティで共有できる
  • キャンバス上で調整できる。参考画像を渡す方法も紹介されている

同じ発表ではFigma Motion(キーフレームのアニメーション)も紹介されています。CSS・React・MP4・Lottie などへ書き出せるとされます。

2. Remotion:コードでシェーダーを動画に適用

Remotionのシェーダー機能は、Reactで動画を作る環境の中で、fisheye やハーフトーンなどのエフェクトを要素に適用できます。createEffect() で独自エフェクトをバイブコーディングする案内もあります。ヘッドレスで書き出す際は --gl=angle を付けてWebGL環境を確保する、と公式ドキュメントにあります。

bunx remotion render MyComp --gl=angle

3. Higgsfield:背景用の動画クリップを生成

Higgsfieldは、Seedance、Kling、Veo など複数の動画モデルを1つの画面から使えるサービスです。ヒーロー背景の動画素材を作る用途に使えます。開発者向けにはAPIも公開されています。ライブ描画のシェーダーと違い、書き出した時点で動画ファイルになります。

使い分けの目安

手段 得意なこと 注意点
Figmaシェーダー デザイン段階で質感を試す。コードも取得可能 ベータ。実装時はフォールバックが必要
Remotionシェーダー 動画・モーショングラフィックスをコードで量産 React/書き出し環境の知識が要る
Higgsfield等の動画生成 写実的・映像的な背景クリップ ファイルが重くなりやすい。モデルごとの利用条件を確認

Webに載せるときの注意

Czech Th!sの記事は、ヒーローやキャンペーンLPでの1つの効果は有効だが、カードごとやサイト全面への多用は性能コストが積み上がると指摘しています。ライブのエフェクトは画像ではなくソフトウェアなので、次を設計に含めておくと引き継ぎが楽になります。

  • 静止画のフォールバック
  • 動きを減らす設定(prefers-reduced-motion)向けの版
  • モバイルでの負荷確認と、パフォーマンス予算

関連:Spline の規約更新

Splineの利用規約は2026年9月29日付で更新され、ユーザーコンテンツとAIインタラクションデータに関する条項が10月29日に発効します。AI機能を業務で使う場合は原文を確認してください。


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