ChatGPTと一緒にEDINETをハックしてみた話

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EDINET(エディネット)ってご存知ですか?
金融庁が運営していて、上場企業などの開示資料を無料で取得できるという、ありがた~いサービスなんですが…

実際にAPIでデータ取ろうとすると、ちょっとめんどくさい。

企業情報をCSVで一覧化したいだけなのに、仕様書が。。

「企業の開示情報をCSVで一覧化できたら便利!」
そんな軽い気持ちで仕様書を開いてみたら…
出るわ出るわ、XBRL・文書種別コード・タグ地獄

ここ数年プログラムから遠ざかっていた私にとっては、苦行以外の何ものでもありません。

とりあえずChatGPTに頼ってみたけれど…

ここはAIの力を借りよう!」とChatGPTに丸投げしてみたものの…
大失敗ChatGPTは旧APIの知識しか持っていなかったんです。

最新のVer2 API仕様書をアップロードしても、どうやら一時的にしか覚えてくれない。
せっかく出力されたコードも、もちろん動かない。
そもそもPythonなんて触ったことすらない私が、いきなりAPIと格闘。詰みました(笑)

仕様を整理して、再チャレンジ

でも、チャットを通じて会話していく中で、要件が整理できてきたのはひとつの成果。
そこで、ChatGPTとのチャットを一旦リセット

次のチャットでは、最初に以下の命令をバシッと伝えました:
・「旧APIの仕様書は使わないこと」
・「新APIの仕様書をアップし理解度のチェック」
・「要件定義を細かく分解して伝える」

すると…おっ、それっぽいコードが出てきた!

でもCSVは空っぽ…さて、どうする

動かしてみると、CSVファイルは生成されるけど中身は空
ここで観念して、Pythonを少し勉強する決意。
ChatGPTに頼んでコードに細かくコメントをつけてもらい、別ウィンドウで文法を一行ずつ確認。
「これはどういう意味?」と逐一聞きながら、地味にデバッグ作業。

少しずつ、確実に。そしてついに……

コードを読み進めていくうちに、こちらの指示ミスがいくつか発覚。
修正して再実行すると……おぉ、動いた!!

・指定期間内の提出企業リスト取得
・ZIPファイルをダウンロード&解凍
・中のXBRLファイルから、必要なタグの情報を抽出
・最終的に、CSVに出力された企業リスト完成!

ChatGPTは万能じゃないけど、うまく使えば強い味方になる

完成までにかかった時間は約8時間
PythonもEDINETも完全初心者の自分としては、かなり上出来なタイム感だったかも。

一番の学びは、
前提条件と要件定義を明確に伝えれば、ChatGPTは頼れる相棒になる。

ということ。

まとめ

・ChatGPTに丸投げ → たぶん動かない
・仕様を理解させて、要件を分解 → 動く可能性が上がる
・わからなくても一行ずつ聞けばOK → Python初心者でもなんとかなる

ChatGPTは魔法の杖ではないけれど、使い方次第で最強のプログラミング補助輪になります。
興味ある方は、ぜひEDINET APIにもチャレンジしてみてくださいね!


↑この記事もChatGPTにプロのライター風にリライトしてもらってます
 ちょっと思ってた感じじゃないけどw

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