Google/Gemini動向:GemsがskillsへNotebookLMはGemini Notebookに、Vertex AIはAgent Platformへ(2026年9月)

Google・Gemini のアイキャッチ

今日のテーマはGoogle / Gemini。カスタムアシスタント機能「Gems」が「skills」へ統合されるほか、NotebookLMの「Gemini Notebook」化、音声・アバター対応の「Gemini 3.8 Live」、Vertex AIから改称された企業向けエージェント基盤まで、Geminiが「チャットボット」から「エージェント基盤」へ移る流れを整理します。

チャット・アシスタントのイメージ

Gemini の「Gems」は終了、「skills」に移行

Geminiアプリで特定用途のカスタムAIアシスタントを作れた「Gems」が、2026年11月17日から「skills」に置き換わります。報道によると、既存のGemsは自動で移行され、ユーザー側の作業は不要です。それまでGemsは使い続けられます。

  • Gemsで作った内容は消えず、skillsとして複数のAIタスクをまたいで使える形になる
  • 背景には、Metaの「Muse」などオールインワン型エージェントの台頭がある
  • 移行の詳細はGeminiアプリ内のメッセージで案内されている

出典: TechCrunch

NotebookLMは「Gemini Notebook」に、Geminiアプリにも「Notebooks」

NotebookLMは2026年7月16日付で「Gemini Notebook」に名称変更されました。サービス終了ではなく改名で、既存のノートブックや共有リンクはそのまま使えます。同時に、各ノートブックにコードを書いて実行できるクラウド環境が加わり、データ分析ができるようになりました。

さらにGeminiアプリ側にも、チャットや資料を集めて管理する「Notebooks」機能が追加されています。ここに追加したソースはNotebookLMと自動で同期され、動画解説やインフォグラフィックなどNotebookLM側の機能に引き継げます。当初はWebで、Google AI Ultra / Pro / Plusの契約者向けに展開され、モバイル、欧州の対象国、無料ユーザーへ順次広げる計画です。

ノートにアイデアを書き出す作業机
Photo: Marco Arment / CC BY 2.0(Openverse経由)

出典: Fello AI、Scalevise

音声・アバターの Gemini 3.8 Live と TTS

Google Cloudは、Gemini 3.8 Live with Live AvatarがGemini Enterpriseで一般提供(GA)になったと発表しました。導入企業のコメントでは、割り込み処理、多言語会話、ツール呼び出しの信頼性が改善したとされています。

開発者向けには、Gemini 3.8 Flash TTS / Flash-Lite TTSがGoogle AI StudioとGemini APIで提供開始です。AI Studioでは声をゼロから設計したり、自分の声を複製したりでき、2人話者の台本を1行ずつ演出するエディタも使えます。

出典: Google Cloud Blog、Google公式ブログ

Vertex AIは「Gemini Enterprise Agent Platform」へ

2026年4月、Vertex AIとAgent Builderは「Gemini Enterprise Agent Platform」に統合・改称されました。既存のVertex AIのデプロイはそのまま動き、急な移行は不要とされています。主な名称変更は次のとおりです。

旧名称 新名称
Vertex AI Agent Engine Agent Runtime
Vertex AI Search Agent Search
Vertex AI Vector Search 2.0 Agent Retrieval
Memory Bank Agent Platform Memory Bank

リリースノートでは、Agent Runtimeが最長7日間の長時間処理に対応し、リモートMCPサーバーもGAになったと記載されています。Gemini 3.8 Flashは年末まで導入価格(入力 $0.75 / 出力 $3.75 per 100万トークン)で、標準価格は2027年1月1日からです。

出典: Agent Platform リリースノート、名称変更一覧、Gemini API ドキュメント

Workspace では音声とエージェント機能

Google Workspaceでは、Gmail Live、Docs Live、Keep Liveなど音声で操作する機能が一部の契約者向けに展開中です。また、Docs、Gmail、Drive、Slides、Chatをまたぐタスクを、Geminiが作業中の画面から実行する機能も紹介されています。たとえば、Docsで更新した内容を、文書を離れずにメール下書きにできます。

出典: Google公式ブログ、Workspace Blog


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