オープンLLM動向:Qwen3.8がMax級を公開、DeepSeek V4.1-Flash、Meta Muse Glimmer(2026年9月末)

オープンソースLLM のアイキャッチ

2026年9月末のオープンウェイト/ローカルLLM動向。AlibabaのQwenが旗艦級の重みを公開し、DeepSeekは新アーキテクチャのV4.1-Flashを投入。Metaは小型のオープンモデルで存在感を見せ、ローカル実行環境もこれに追随しています。

オープンソースLLMのイメージ

Qwen3.8:Max級の重みを初めて公開

Alibabaの Qwen チームは、Qwen3.8-2.4T-A95B(総パラメータ2.4兆、アクティブ約950億)の重みをHugging Faceで公開しました。Qwen-Max級のモデルがAPI限定ではなくダウンロード可能になったのは初めてとされています。あわせて27Bモデルも公開されています。

モデル 規模 ライセンス 公開時期
Qwen3.8-2.4T-A95B 2.4T(アクティブ95B) 独自の Qwen3.8-Max License 2026年8月12日
Qwen3.8-27B 27B Apache 2.0 2026年8月14日
  • 27Bは量子化すれば約17GBのメモリで動かせる目安で、OllamaやLM Studio向けのビルドも出ています。
  • 2.4T版はApache 2.0ではなく独自ライセンスで、大規模利用には条件が付きます。商用利用前に条文の確認が必要です。

出典: OpenRouter: What Is Qwen 3.8?

DeepSeek V4.1-Flash:非対称MoEで高速・低価格

DeepSeekは9月10日、V4.1-Flashを発表しました。総パラメータ552BのMoEで、新しい「Causal Encoder–Decoder」構成により、入力処理は8B、出力生成は16Bのアクティブパラメータで済むとしています。視覚理解にネイティブ対応し、同社は従来の旗艦を上回ると主張しています。APIにはピーク/オフピーク料金があり、オフピークはピークの50%です。

  • 報道によれば、DeepSeekは上海STAR市場でのIPO準備を進めています。
  • 重みの公開状況は今回の情報源では確認できていません。ローカル実行を期待する声はありますが、利用前に公式の配布状況を確認してください。

出典: Reuters / SCMP

GPUクラスタ
Photo: ChrisDag / CC BY 2.0(Openverse経由)

Meta Muse Glimmer:30Bのオープンモデルが復活

Metaは今年4月に最上位モデルをプロプライエタリの「Muse Spark」に移しましたが、8月10日に30Bのオープンウェイトモデル「Muse Glimmer」を公開したと報じられています。Apache 2.0で、ローカルで動くエージェント用途(コーディングや関数呼び出し)を想定し、Hugging Face、Ollama、LM Studioが初日から対応したとされています。以下は二次情報に基づくため、詳細はMeta公式の発表で確認してください。

出典: Shattered

ローカル実行・量子化の最新事情

  • llama.cppはOllamaやLM Studioの推論エンジンで、高速化は多くの場合まずここに入ります。
  • OllamaとLM StudioはどちらもOpenAI互換APIを備えています。バックエンド連携ならOllama、デスクトップ用途ならLM Studioが向きます。
  • NVIDIAはGemma 4 31BのNVFP4量子化版などを配布しており、vLLMで動かせます。

出典: Cohorte / Hugging Face (NVIDIA)


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