既存のWebサイトを、1からではなく“取り込んで”デザインを始められたら――。html.to.design は、任意のWebサイトを編集可能なFigmaデザインに変換するツールです。Figmaプラグインとブラウザ拡張の2本立てで、再デザインやベンチマーク、素材抽出の時間を大きく短縮します。
html.to.design とは
html.to.design は、Figmaプラグインとブラウザ拡張から成り、WebページのHTML・CSS・コンポーネントを Figma の編集可能なレイヤーに変換します。スクリーンショットではなく“いじれるデザイン”として取り込めるのが肝。要素を1つずつ作り直す手間が消え、既存サイトをベースに改修・比較・素材の抜き出しができます。
主な使い方は3通り
① プラグインにURLを貼って変換
- Figmaでファイルを開き、Actions > Plugins から html.to.design を起動。
- 変換したいページのURLを貼り付け(
TABキーで複数URLを入れて一括変換も可)。 - 取り込み設定(ビューポート=画面幅、ダーク/ライトテーマなど)を選んで「Import」。
- 数秒〜で、編集可能なFigmaデザインが生成される。
取り込み時に複数のビューポート・テーマをまとめて指定しておくと、PC版・モバイル版などを一度に変換でき、やり直しを減らせます。
② ブラウザ拡張で「見たまま」をキャプチャ
ログインの先にあるページや社内ネットワーク上のページ、特定の表示状態など、URLだけでは取れないものはブラウザ拡張の出番。対象ページを開いて拡張アイコンから「Capture」すると、画面で見えているとおりに取り込めます。Chrome・Edge・Arc・Brave・Opera・Vivaldi など Chromium系ブラウザに対応します。
キャプチャ後の取り込み方法は複数あります。
.h2dファイルとして保存し、Figmaプラグインにドロップ- プラグインへ直接送信
- Figma Make 用の
.makeファイルとしてダウンロード - クリップボードにコピーして Figma に貼り付け(この方法ならプラグイン不要)
さらに ChatGPT・Bolt・Lovable などのAIツールの生成結果を、追加手順なしで直接キャプチャできる点も特徴です(AI生成LPの取り込みについては Bolt.new入門 も参照)。
③ HTMLコードを貼り付けて変換
プラグインの「HTML」タブに、自分のHTML/CSSコードを貼り付け(または直接記述)すると、その場で編集可能なFigmaレイヤーになります。既存のコード、開発者から渡されたスニペット、AIが生成したランディングページなどを、手作業で作り直さずにデザインへ取り込めます。
取り込んだ後にうれしいこと
- スタイルが自動でローカル化:テキストスタイル・カラースタイルが Figma のローカルスタイルとして自動生成され、以後のデザインにすぐ使える。
- コラボが進む:旧サイトを編集可能な形で共有し、チームで要素を動かしながらリデザインを検討できる。
- 素材の抽出(Capture):進行中プロジェクトに不足しているデザインアセットを、サイトから取り込める。
- AI連携(MCP):MCP経由でAIにデザイン作業の下地づくりやインスピレーション出しをさせられる。
料金プラン
無料から使え、用途に応じて有料プランがあります(料金は変動するため、最新は公式を確認してください)。
| プラン | 主な内容 |
|---|---|
| Free | 30日あたり最大10回の取り込み。URL取り込み/Chrome拡張/複数ビューポート/ダーク・ライト/不足フォントのダウンロード/Discordサポート |
| Pro | Freeの全機能+取り込み無制限/高解像度画像/一括取り込み/再取り込みショートカット/優先サポート |
| Pro for teams | Proの全機能+チーム管理ダッシュボード/法人向け請求 |
注意点
- 完全な複製ではない:複雑なサイトは細部までは再現しきれないことがある。あくまで“作り直しの土台”として使うのが現実的。
- ブラウザのデバッグ機能へのアクセスが必要:拡張は見たままを正確にマッピングするため Chrome のデバッグ機能を使う。
- 権利・規約に配慮:他社サイトの取り込みは、参考・ベンチマークの範囲か、自社/許諾済みのものに留めるのが安全。AIで生成し直す前提で使うとよい。
主な情報源
機能・料金・対応ブラウザ・呼称は公開時点のものです。収集・要約はAI、公開判断は人。