NotebookLMが「Gemini Notebook」に改名、Nano Banana 2 LiteとGemini Omni Flashも一般提供——2026年7月中旬Google/Gemini動向

Google・Gemini のアイキャッチ

2026年7月中旬のGoogle/Gemini関連トピックを4本まとめた。研究ツールNotebookLMのリブランディングとコード実行機能の追加、画像・動画生成モデルの開発者向け一般提供、Google Vidsのアバター機能、そしてGoogle DeepMindが打ち出したバイオセキュリティ分野での安全対策の4点を扱う。

Google/Geminiのサービス群をイメージしたイラスト

NotebookLMが「Gemini Notebook」に改名、サンドボックス実行環境も追加

GoogleはNotebookLMを「Gemini Notebook」に改名すると発表した。研究支援ツールとしての立ち位置や既存ノートブックはそのまま維持されるが、今後数週間かけてインターフェース上の名称とロゴが順次切り替わる。あわせて、各ノートブックが独立したセキュアなコンテナとして動作するようになり、ユーザーがコードを生成してその場で実行し、インタラクティブな出力を作れる新機能も追加された。この機能は現時点でGoogle AI Ultraプランの利用者と、AI Ultra Access・AI Expanded Accessを持つWorkspaceの法人ユーザー向けに提供されている。すでにGeminiアプリ内からノートブックへアクセスできるようになっており、今後は検索の「AIモード」からの利用も予定されている。

出典: Google Workspace Updates公式ブログ / TechCrunch

Nano Banana 2 LiteとGemini Omni Flash、開発者向けに一般提供開始

Googleは低コスト・高速な画像生成モデル「Nano Banana 2 Lite」(Gemini 3.1 Flash-Lite Image)と、動画生成・会話型編集向けモデル「Gemini Omni Flash」を開発者向けに一般提供すると発表した。両モデルはGoogle AI Studio、Gemini API、Gemini Enterprise Agent Platformで利用でき、Nano Banana 2 Liteは検索の「AIモード」やGeminiアプリなどコンシューマー向け製品にも順次展開されている。Google Cloud側でもVertex AIを通じてGemini 3.1 Flash-Liteのプレビュー提供が始まっており、Gemini 3.1 Pro系モデルのスケール展開も進行中だ。エンタープライズ向けの「Gemini Enterprise Agent Platform」では、他社モデルとしてAnthropicのClaude Opus 4.8も選択肢に加わるなど、マルチモデル対応の基盤づくりが続いている。

出典: Google公式ブログ / Google Cloud Blog

研究室で顕微鏡を扱う様子
Photo: U.S. Army Combat Capabilities Development Command / CC BY(Openverse経由)

Google Vids、Gemini Omniによる動画編集とパーソナルアバターに対応

Google Vidsに2つの新機能が加わった。ひとつは「Gemini Omni」統合で、テキストプロンプトや画像参照だけで高品質な動画クリップを生成・編集できるようになる。もうひとつは、自撮り写真と音声を1回ずつアップロードするだけで、自分そっくりのデジタルアバターを作成し、動画内でメッセージを代弁させられる「パーソナルアバター」機能だ。いずれも、プレゼン資料や研修動画などのビジネス用途を念頭に、動画制作の専門知識がなくてもテキスト操作だけで仕上げられる方向性を強めるものとなっている。

出典: Google Workspace公式ブログ

Google DeepMind、Isomorphic Labsと「バイオレジリエンス」プログラムを始動

Google DeepMindは創薬企業Isomorphic Labsと共同で「AIバイオレジリエンス・プログラム」を始動したと発表した。GeminiのようなフロンティアAIモデルは生物学分野の知識も急速に高度化しており、脅威となる人物によるモデル悪用を防ぎつつ、専門家が感染症の予防・検知・対応にAIを活用できるようにするという「二重の使命」を掲げるのが特徴だ。プログラムは、モデル悪用の防止、病原体サーベイランスやワクチン設計への応用、アウトブレイク対応支援を3本柱とする。この発表は、DeepMindのデミス・ハサビスCEOが「フロンティアAIの規制には、業界が資金を出し技術専門家が運営し政府に説明責任を負う、より体系立った標準化団体が必要」と述べたインタビューの直後に出されており、Google全体としてAIガバナンスへの関与を強める姿勢がうかがえる。

出典: Google DeepMind公式資料 / Axios


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