3D生成AIの競争とAIモーション編集——Meshy・Hi3D・Krea・Lottie Creatorの最新動向

デザインAIツール のアイキャッチ

2026年7〜8月、Webデザインの素材づくりを支えるAIツールが立て続けに動いた。3D生成ではMeshyが約400億円規模の資金調達を発表し、Hi3Dは次世代モデルの投入を予告。画像・ベクター生成ではKreaがRecraft V4を含む複数モデルを束ね、モーションではLottieFilesがプロンプトからアニメーションを作る機能を強化した。今週はこの4つの動きを、Web制作にどう使えるかという視点で整理する。

AIによる画像・3D・モーション生成のイメージイラスト

3D生成AIの競争が加速——MeshyとHi3D

Webの3D演出やARコマース、印刷・成形まで見据えた「AI 3D生成」の分野で、大型の投資と機能競争が同時に進んでいる。

Meshyは2026年7月、企業価値15億ドルで約400M USD(約600億円)のシリーズBを発表し、AI 3D分野では過去最大級の資金調達となった。同時に公開された新機能「Auto Split」は、生成した3Dモデルを3Dプリントしやすい複数パーツに自動分割するもので、造形サイズの制限やサポート材の削減、パーツごとの色分けに対応する。会話形式で編集を指示できる「3D Agent」も導入され、モデル生成後の調整をチャット感覚で行えるようになった。

一方、Hi3D(開発元Math Magic)は7月23日に深センで開催したイベントで、次世代モデル「Hi3D V3.0」を8月に投入すると発表。ジオメトリ再現の解像度を2048³ボクセルまで高め、複雑な曲面や細かい彫り込み、鋭いエッジの表現を強化するとしている。あわせて公開された比較検証では、テクスチャを無効化した状態でメッシュ精度のみを競合3ツールと比較する形式を取っている。

ツール 直近の動き 特徴
Meshy 2026年7月、約400M USDのシリーズB(評価額15億ドル) Auto Split(3Dプリント用自動分割)、会話型3D Agent
Hi3D 2026年8月、V3.0投入予定 2048³ボクセルの高精度メッシュ再現、単一画像からの3D生成

Krea × Recraft V4——ベクター生成と「モデルのコントロールルーム」

Kreaは、Flux・Veo・Kling・Runway・Luma・Ideogramなど60以上のモデルを1つのインターフェースから呼び出せる「コントロールルーム」型のツールだ。自社モデル「Krea 2」に加え、2026年6月には高速版の「Krea 2 Turbo」、そしてRecraft V4、Ideogram V4、Cosmos 3のエンジンを追加している。

Web制作の観点で注目したいのはRecraft V4だ。ラスター画像だけでなく、テキストプロンプトから直接SVGベクターを生成できるのが強みで、ロゴやアイコン、レタリングの文字再現性も高い。自前の画像を学習させてブランド固有のスタイルを保持することもできるため、サイト全体でトンマナを揺らさずにアイコンセットやイラストを量産する用途に向く。

LottieFiles「Lottie Creator」のMotion Copilot——プロンプトからWebアニメーションを生成

Webサイトの軽量なUIモーションやマイクロインタラクションで広く使われているLottieFilesは、ブラウザ完結の作成ツール「Lottie Creator」に、プロンプトからアニメーションを組み立てるMotion Copilotを統合した。作りたい動きを平易な英語(日本語でも大枠は通る)で説明するだけで、編集可能なアニメーションの下地が生成される。

あわせて強化されたState Machinesを使うと、クリック・ホバー・スクロールなどのユーザー操作に応じて状態が切り替わるインタラクティブなLottieアニメーションをノーコードで組める。書き出したアニメーションはFramer・Webflow・WordPress・Reactなどに直接組み込めるため、軽量なSVGベースの演出をコードを書かずにWebサイトへ持ち込みやすい。

  • プロンプト入力→編集可能なLottieアニメーションを自動生成
  • State Machinesでホバー・クリック・スクロール連動の状態遷移を作成
  • Framer / Webflow / WordPress / React へそのまま書き出し可能

主な情報源

各ツール・サービスは提供元の規約に従ってご利用ください。情報は各情報源の公開時点のものです。収集・要約はAI、公開判断は人が行っています。