Cursor 3.5 新機能まとめ:クラウドエージェント・Jira連携・Automationsで開発フローが激変

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2026年5月、AI IDEの代名詞「Cursor」がバージョン3.5にメジャーアップデート。クラウドエージェント・Jira連携・Automationsなど、開発フローを根本から変える新機能が一気に解禁された。本記事では変更点を整理し、日常開発にどう活かせるかを解説する。

Cursor 3.5の主要アップデート(2026年5月)

Cursor 3.5は2026年5月20日にリリース。ハイライトは「クラウドエージェント」の本格投入だ。従来のエージェントがローカルIDEの中で動いていたのに対し、クラウドエージェントは隔離されたクラウドVM上でターミナル・ブラウザ・デスクトップアクセスを持ちながら非同期に動作する。複数リポジトリを並列処理し、完了したらIDEに結果を返してくる、いわば"外注できるAIエンジニア"の誕生だ。

3つの注目新機能

1. クラウドエージェント(Cloud Agents)

クラウドエージェントは、開発者がIDEの前にいない間も独立してタスクをこなす。特徴は次のとおりだ:

  • 隔離されたクラウドVMで動作(ローカルPCに影響なし)
  • ターミナル・ブラウザ操作・複数リポジトリへの同時アクセスが可能
  • 作業完了後にIDEへ非同期で結果を通知
  • Automationsと組み合わせて定期実行・イベント駆動も対応

Pro+(月60ドル)以上のプランから利用できる。バグ修正や小規模な機能追加であれば、指示を出して他の作業を続けている間にPRが自動生成されるイメージだ。

2. Cursor in Jira

2026年5月19日、Atlassianとの公式連携が発表された。JiraのIssueをCursorに直接アサインするか、コメントで@Cursorとメンションするだけでクラウドエージェントが起動する。

  • Issueのタイトル・説明・コメント・リポジトリ設定をコンテキストとして自動取得
  • バグ修正・機能追加・テスト更新・調査タスクに対応
  • 完了時にJira上に進捗が表示され、PRへのリンクが自動添付
  • Confluenceのドキュメントもコンテキストに組み込める

利用にはCursorの管理者権限とJira Commercial Cloud(Rovo有効)が必要。チームがJiraを使っているなら「チケットを作る→自動でPRが上がる」フローが現実のものになる。

3. Automations(オートメーション)

Agentsウィンドウに統合されたAutomationsは、指定トリガーでエージェントを自動起動する仕組みだ。2026年5月のアップデートでリポジトリなしでも動作する「No-repo Automations」が追加され、外部APIのポーリングや通知タスクにも使えるようになった。また共有キャンバス(Shared Canvases)機能の追加で、チームメンバーが同じコンテキストをリアルタイムで参照しながらエージェントを操作できる。

継続的に役立つ既存機能も再整理

Cursor Rules(.mdcファイル)

プロジェクトの.cursor/rules/フォルダに.mdc形式でコーディング規約を書いておくと、セッションをまたいでAIが一貫した作業をしてくれる。「Zustandを使う」「TypeScriptのanyは禁止」といったルールを一度書けば、毎回説明不要になる。

Memories(自動学習機能)

Settings > Features > Memoriesで有効化すると、会話の中から規約や好みを自動学習・記録する。手動でルールを書くより手軽で、"育てるAIアシスタント"に近い体験が得られる。チームの規約をシードとして手動入力することも可能だ。

Tab補完とBugBot

Tabキーによるインライン補完は変わらず高品質。加えてBugBot(コードレビュー機能)がGitHub PRを自動チェックし、マージ前にバグや問題点を指摘してくれる。Auto-review Run Modeと組み合わせると、エージェントがコードを書いた後に自動でレビューまでこなす。

料金プランの現状(2026年6月時点)

プラン 月額(目安) 主な用途
Hobby(無料) 無料 試用・個人学習
Pro 20ドル 個人開発・副業
Pro+ 60ドル クラウドエージェント本格利用
Ultra 200ドル 高頻度・大規模タスク
Teams 40ドル/ユーザー チーム開発・Jira連携

2025年6月以降はクレジットベースの課金モデルに移行しており、利用量に応じた従量課金も可能になっている。

まとめ:CursorはIDEの枠を超えた「エージェント基盤」へ

v3.5でCursorが目指すのは、単なるコーディング補助を超えたエージェントオーケストレーション基盤だ。Jira連携・クラウドエージェント・Automationsが揃ったことで、「チケットを起票したら自動でPRが上がる」ワークフローが現実に近づいた。まずはCursor Rulesで規約を整備し、クラウドエージェントに単純タスクを任せるところから始めてみよう。


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