今週のGoogle/Gemini関連は、モデルそのものより「既存プロダクトへの浸透」が中心です。Chromeの詐欺対策、Gemini Notebook(旧NotebookLM)の機能追加、Geminiアプリの改修、開発者向けAPIの標準インターフェース変更を整理します。

Chrome:サーバー側Geminiで詐欺サイト判定を強化
Googleは10月20日、Chromeの保護強化機能(Safe Browsing の Enhanced Protection)について、判定に使うモデルを端末内の Gemini Nano から、より高性能なサーバー側のGeminiモデルへ切り替えると発表したと報じられています。
- 偽ウイルス対策警告や偽ブラウザ更新ページなどへ検知範囲を拡大
- 確度がやや低いサイト向けに、軽い「不審サイト」警告を追加
- ユーザーに手動でコマンドを実行させる「ClickFix」攻撃に対し、コピーされたコマンドを確認する防御を追加
出典: Chrome Gemini Scam Blocker(shattered.io)
Gemini Notebook(旧NotebookLM):作成フローとアプリ連携
7月にNotebookLMは「Gemini Notebook」へ改称されました。Workspace Updatesブログによると、直近では次の更新が出ています。
| 更新内容 | 概要 |
|---|---|
| スライド/動画解説の作成フロー | 最終出力へ直行せず、段階的にスタイルや形式を指示できる |
| Geminiアプリとの連携 | Connected Appとして、チャット内から自然言語でノートブックを操作・照会(10/23) |
| Google Classroom | 教師主導のノートブックで、生徒の利用状況の要約を教員に提示(10/19) |
| Google Sites書き出し | Geminiアプリで作ったインタラクティブアプリをワンクリックでSitesの非公開下書きへ |
出典: Google Workspace Updates、Tom’s Guide
Geminiアプリ:Androidでサイドパネルと設定を刷新
iOS・macOS・WebでGemini 4 Argonと同時に導入されたUI刷新が、Androidにもサーバー側更新で展開中です。検索とLibraryをドロワー上部へ移し、最近のチャットを整理、設定を1画面に統合します。また、GemsからSkillsへの置き換えが進み、スラッシュコマンドで会話中にカスタム指示を呼び出せます。
開発者向け:Interactions APIが標準に
Gemini APIのドキュメントでは、2026年6月以降Interactions APIが既定のインターフェースとされ、従来のgenerateContentは「レガシー」扱いです。新規開発はInteractions APIが推奨され、サンプルのモデル指定は gemini-4-argon(1Mコンテキスト)になっています。Google AI Studioのフォーラムでは、Gemini 3.8 Live で音声が返らない等の不具合報告や429エラーの相談も見られ、導入時は注意が必要です。
出典: Gemini API ドキュメント、Google AI Developers Forum
補足:次期モデルの噂について
「Gemini 5」の噂が一部で出ていますが、紹介している動画自体が「未発表・リークもなし・日付もなし」と述べており、現時点でGoogleが公式に示している最新フラッグシップはGemini 4 Argon(9月30日発表)です。
出典: YouTube解説動画
主な情報源
- Chrome Gemini Scam Blocker
- Google Workspace Updates
- Tom’s Guide
- Android Headlines
- Gemini API ドキュメント
- Google AI Developers Forum
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