資料を読み込ませると、その内容だけを根拠に答えてくれるリサーチ用AI「NotebookLM」。2026年7月16日に「Gemini Notebook」へ改名されました。料金の考え方、無料枠でできること、使いどころを整理します。

Gemini Notebook(旧NotebookLM)とは
Gemini Notebook(旧NotebookLM)は、Googleが提供する「ソース基底型」のリサーチツールです。PDF、Googleドキュメント、Webページ、YouTubeなどを「ノートブック」に入れると、AIはその資料を根拠に引用付きで回答します。一般的なチャットAIと違い、手元の資料から外れにくいのが特徴です。
Googleは公式ブログで、名称変更後も単体の製品として続くと説明しています。既存のノートブックや共有リンクはそのまま使え、旧リンクはリダイレクトされるとのことです。見た目の変更はロゴと名称が中心ですが、各ノートブックに安全なクラウド上のコンピュータが付き、資料に対してコードを書いて実行できるようになりました。
できること
- 引用付きの質問応答 — 回答が資料のどこに基づくかを確認できます。
- Audio Overview — 資料の内容を対話形式の音声にまとめます。
- Video Overview — 無料でも使えます。アニメーション付きのCinematic Video Overviewは有料プラン向けです。
- スライド・マインドマップ・フラッシュカード・クイズ — 2026年2月にスライドの編集機能が加わり、PPTXでの書き出しやGoogleスライドでの仕上げにも対応しました。
- Deep Research — Web上の情報を集めて、ソースとして取り込めます。
料金とプラン別の上限
単体のサブスクリプションはなく、Google AIプランに含まれる形で提供されます。以下は2026年10月時点の複数の解説記事による数値です。実際の上限は公式の案内で確認してください。
| 項目 | 無料(Standard) | Google AI Plus | Google AI Pro | Google AI Ultra |
|---|---|---|---|---|
| 月額(米国) | $0 | $4.99 | $19.99 | $99.99〜 |
| ノートブック数 | 100 | 200 | 500 | 500 |
| 1ノートあたりのソース数 | 50 | 100 | 300 | 500または600 |
| チャット/日 | 50 | 200 | 500 | 2,500または5,000 |
| Audio Overview/日 | 3 | 6 | 20 | 100または200 |
なお2026年9月2日から、チャットや生成物の上限は計算量ベースの方式に変わったと報じられています。長い会話や多くのソース、Video Overviewのような重い生成は、短い質問より多く上限を消費します。
使いどころ
向いている場面
- 講義資料、論文、議事録、マニュアルなど、手元の資料を読み解いたり復習したりする作業
- 複数の資料を横断して、論点を整理する作業
- 通勤中などに音声で内容をつかみたいとき
注意したい点
- コピー防止のかかったPDFは取り込めません。
- 1ソースの上限は50万語または200MBです。
- コードを実行するエージェント的なチャットは有料・デスクトップ向けで、利用できるプランが限られます。
- 機密資料を入れる前に、所属組織のポリシーとGoogleのデータ取り扱いを確認してください。
- 日本語の資料でも使えますが、固有名詞や数値は必ず引用元で確かめてください。
まず試すなら
- 無料プランで、読みたい資料を5〜10件ノートブックに入れる。
- 「この資料群の共通する主張と、食い違う点を表にして」と質問し、引用元を確認する。
- Audio Overviewを生成して、要点が合っているかを聞いて確かめる。
- 上限に頻繁に当たるようになってから、PlusやProを検討する。
主な情報源
- Google公式ブログ: NotebookLM is now Gemini Notebook
- Fello AI: NotebookLM Pricing 2026
- FreeAcademy: NotebookLM Free vs Plus vs Pro (2026)
- Elephas: NotebookLM Daily Limits 2026
- SaaS CRM Review: Gemini Notebook Review 2026
- PDNob: NotebookLM Review 2026
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