Kling 4.0・FLUX 3 Image Klein・Midjourney思考モード・Runway編集連携——2026年10月下旬の画像・動画生成AI動向

画像・動画・音声AI のアイキャッチ

2026年10月下旬の画像・動画生成AIは、「長尺化」「編集の細かさ」「既存ツールへの組み込み」が焦点です。Kling 4.0の正式公開、FLUX 3 Image Kleinのオープンウェイト化、Midjourneyの思考モード、Runwayの編集ソフト連携を整理しました。

画像・動画生成AIのイメージ

Kling 4.0:1回で最大30秒の動画を生成

Kling(快手Kuaishou)は、2026年9月28日に発表したKling 4.0を10月15日に正式公開しました。報道・解説記事によると、3〜30秒のクリップを1回の生成で作れます。Kling 3.0の上限は15秒だったため、長さは2倍です。

  • 最大10枚のキーフレームと、最大15点の参照素材(画像・動画・被写体・音声)で、動きやキャラクターを指定できる
  • ステレオ音声と、ポルトガル語・ドイツ語・フランス語・ヒンディー語などへの対応拡大
  • 10ビットHDR、2分までの延長、開発者向けAPIは「近日対応」の扱い。API単価も未公表
  • 高速版のKling 4.0 Flashは最大20秒。9月末に上位年額会員向けのクローズドベータとして始まった

出典: Fastlane: Kling 4.0/CometAPI: Kling 4.0ガイド

FLUX 3 Image Klein:Black Forest Labsがオープンウェイトで公開

Black Forest Labsは10月15日、FLUX 3 Image Kleinのオープンウェイト版を公開しました。上位のFLUX 3 Imageが持つ機能の多くを引き継ぎ、コンシューマーGPUやノートPCで動かせると説明しています。

  • ネイティブ4K生成と、プロンプトに書くバウンディングボックスによるレイアウト指定
  • テキストから画像と、複数参照画像からの画像生成を1つのモデルで処理
  • Hugging FaceのDiffusersで公開初日から利用可能

商用ライセンスの条件は、公式のモデルカードで確認してください。

出典: Hugging Face Blog/BFLプレスリリース(Markets Insider)

Midjourney:思考モードの試験とV8.2編集モデル

MidjourneyはAlphaサイトで「Thinking Mode」を試験中です。ライトボックスの「Rerun (Thinking)」から、推論を加えて再生成できます。狙いはプロンプトへの忠実さ、文字表現、画面の整合性の改善です。10月7日のオフィスアワーでは、V9を年内に出す目標や、新しいNijiモデルが公開間近であることも話題になりました(いずれも日程は未確定)。

V8.2は7月24日からデフォルトモデルです。Alpha版では、平易な指示で画像を編集するV8.2編集モデルや、最大4枚の参照画像にも対応しています。

プラン 月額 高速GPU時間 Image Relax
Basic $10 3.3時間 なし
Standard $30 15時間 無制限
Pro $60 30時間 無制限(Stealthあり)
Mega $120 — —

※料金は10月7日時点の公式プラン比較をまとめた第三者記事に基づきます。Megaの詳細は記事内で確認できなかったため空欄です。

出典: Releasebot: Midjourney/Creativity AI #96/Gradually: Midjourney Statistics

Runway:編集ソフトと他社モデルをつなぐ

Runwayは、生成だけでなく制作ワークフローへの組み込みを進めています。変更履歴から読み取れる主な動きは次のとおりです。

  • Adobe Premiere ProとAfter Effects内のパネルで、Aleph 2によるタイムライン上の素材のリスタイルが可能(既存の有料プランとクレジットで利用)
  • Runway Ruby(8月19日):あらゆるSDR動画をHDRに変換するカラーグレーディングモデル
  • Gen-4.5とAleph 2の出力をProRes 4444やPNGシーケンスで書き出せる
  • APIにSeedance 2.5のドラフトモード(10月7日)。10月14日にはBasetenでの企業向けデプロイも始まった

出典: Runway Changelog/Baseten/Releasebot: Runway

動画モデルの現在地

比較記事の記述を、仕様面だけ表にまとめました。優劣の評価は含みません。

モデル 提供元 1回の生成長 音声
Kling 4.0 Kuaishou 3〜30秒 ステレオ
Kling 3.0 Kuaishou 3〜15秒 あり
Seedance 2.5 ByteDance 4〜30秒(延長可) あり
Veo 3.1 Google 4〜8秒(延長可) あり

解説記事では、複数社のモデルを1つのアプリで使い分ける運用が一般的になったとも指摘されています。たとえばRunwayはVeoやKlingを自社アプリ内で提供しています。

出典: Pinggy Blog/Zebracat/HeyGen Blog


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