11月第1週のAIビジュアルは、Canvaが初の自社画像モデル「Canva Craft」を出し、Googleは動画の主役をVeo 3.1からGemini Omni 1.1 Flashへ移しました。この記事ではその2点を軸に、今日そのままコピペで試せる一言プロンプトを5つ紹介します。

今週の注目ニュース2点
1. Canva Craft:レイアウトを先に「計画」する画像モデル
Canvaは10月22日、初の自社開発画像モデル「Canva Craft」を発表しました。TechCrunchとThe Vergeによると、2段階の仕組みです。まずプロンプトから、要素の位置関係・相対的な大きさ・視覚的な階層・文字の内容を計画し、次に最大2K解像度の画像を生成します。アスペクト比は30種類以上に対応し、学習にはCanvaのテンプレート(ポスター、SNS投稿、メニューなど)が使われたと報じられています。
つまり「文字入りのデザイン物」に強い設計です。プロンプトも、雰囲気より先に「どこに何を置くか」を書くほうが効きます。
2. Google:Veo 3.1 APIのプレビュー終了とGemini Omni 1.1 Flash
Gemini APIのリリースノートによると、Gemini Omni Flashは8月27日にGA版の「gemini-omni-1.1-flash」となりました。サードパーティの解説では、Veo 3.1系のAPIプレビューモデルは10月22日に終了し、Omni Flashが後継に推奨されています。Veoのモデルを直接呼ぶスクリプトを持っている方は、モデルIDの見直しが必要です。Omni Flashは3〜10秒のクリップを音付きで生成し、チャットで追加編集できるのが特徴です。
参考:直近の主要モデル(先週までの動向)
| モデル | 時期 | プロンプト上のポイント |
|---|---|---|
| ChatGPT Images 2.5 | 9月8日 | 参照画像の保持、複数手順の指示に強いとOpenAIが説明 |
| Nano Banana 2.1(Google) | 10月上旬 | 文字入りグラフィックを得意とすると各社が説明 |
| Midjourney V8.2 | 7月24日〜 | 8月末からEdit Modelを公開テスト中(第三者報告) |
| Canva Craft | 10月22日 | 配置・階層を先に書くと効く |
| Gemini Omni 1.1 Flash | 8月27日GA | 音の指示もプロンプトに含める |
出典:shattered.ioの比較記事(ベンダー主張を含むため、実際の出力は自分で確認してください)。
すぐ使える一言プロンプト5選
作例1:配置を指定するカフェのメニュー風ポスター(Canva Craft向け)
狙い:文字の位置と階層が決まった、読める販促ポスター。
A cozy cafe menu poster, portrait 4:5. Top center: large headline "AUTUMN LATTE" in bold serif. Middle: a latte cup with a maple leaf on a wooden table, soft window light. Bottom: three short lines of small sans-serif text, evenly spaced. Warm beige and burgundy palette, generous margins, clean visual hierarchy.
分解:「Top center / Middle / Bottom」で位置を、「large / small」で相対サイズを、「visual hierarchy」で階層を指定しています。Canva Craftが計画段階で扱うとされる要素(位置・スケール・階層・文字)に、そのまま対応させた書き方です。
作例2:被写体+光だけで決める商品写真(汎用)
狙い:短くても破綻しにくい、物撮り風の1枚。
A ceramic pour-over coffee dripper on a matte gray backdrop, soft side lighting from the left, shallow depth of field, subtle shadow, minimal product photography, 85mm lens look.
分解:「backdrop」で背景を固定し、「side lighting」で立体感を出し、「85mm lens look」でレンズ感を足します。要素を5〜6個に絞ると、モデルがどれかを無視する事態を減らせます。
作例3:音まで書く5秒の動画(Gemini Omni Flash向け)
狙い:映像と環境音が揃った短尺クリップ。
Vertical 9:16, 6 seconds. A rain-soaked Tokyo alley at night, neon signs reflected on wet asphalt. Slow dolly-in toward a vending machine. Sound: steady rain, distant train, a soft hum from the machine. Cinematic, shallow depth of field.
分解:尺とアスペクト比を冒頭で宣言し、カメラ動作を「slow dolly-in」の1つに絞ります。Omni Flashは音も同時に生成するため、「Sound:」の行で聞かせたい音を明示します。
作例4:生成後に会話で直す(動画の追加編集)
狙い:作り直さずに、気になる点だけ直す。
Keep the same shot and camera move. Change only the lighting to early morning, pale blue sky, and remove the pedestrians in the background.
分解:「Keep … Change only …」の型で、維持するものと変えるものを分けます。Omni Flashは会話形式の編集に対応しているとGoogleが説明しています。1回に変える点は1〜2個にすると結果が読みやすくなります。
作例5:手描き風アイコンセット(Midjourney等)
狙い:統一感のある小さなアイコン群。
A set of six hand-drawn autumn icons (acorn, maple leaf, mug, scarf, pumpkin, book), consistent thick outline, flat mustard and teal colors, white background, evenly spaced grid, sticker style.
分解:「consistent thick outline」「flat … colors」で全アイコンの線と色を揃え、「evenly spaced grid」で配置を整えます。気に入った1枚が出たら、それを参照画像にして続きを作ると統一しやすくなります。
今週の使い分けメモ
- 文字入りのポスター・SNS画像:配置を言葉で指定できるCanva Craftや、文字描画を強みとするモデルから試す。
- 音付きの短尺動画:Omni Flashは尺・アスペクト比・音を1つのプロンプトに入れる。
- API利用者:Veo 3.1のプレビューIDが使えなくなっていないか確認する。
主な情報源
- Introducing Canva Craft(Canva)
- Canva releases its first image generation model(TechCrunch)
- Canva’s first AI image model plans designs before generating them(The Verge)
- Gemini API Release notes(Google)
- Gemini Omni: What It Is, Pricing, and How to Get Access(GeoToolbox)
- Best AI Image Generator 2026(shattered.io)
サンプルプロンプトは本メディアのオリジナル例です。各モデル・サービスは提供元の規約に従ってご利用ください。生成物の権利・商用条件は各規約をご確認ください。情報は公開時点のもの。収集・要約はAI、公開判断は人。