FLUX 3 Image・Runway Ads・ElevenLabs Music v2.5・Sora API終了——2026年10月初旬の画像・動画・音声生成AI動向

画像・動画・音声AI のアイキャッチ

2026年10月第1週の画像・動画・音声生成AIは、「モデルの性能競争」から「制作〜公開〜改善まで通す仕組み」へ軸が動いています。FLUX 3 Imageの精密制御、Runway Adsの広告運用ループ、ElevenLabsの許諾型音楽、そしてSora APIの終了を整理します。

画像・動画・音声の生成AIのイメージ

FLUX 3 Image:バウンディングボックスで「配置」まで指定する

Black Forest Labsは10月1日、画像生成モデル「FLUX 3 Image」を公開しました。7月発表のマルチモーダル基盤モデルFLUX 3をベースにした画像特化版です。

  • 配置指定:バウンディングボックスで被写体の位置を指定して構図を組める
  • 部分編集:編集した箇所以外は元画像をピクセル単位で保つ、とされる
  • 最大4K出力、参照画像は最大10枚まで入力可能
  • 日本語の文字(縦書きを含む)の作例も公開されている
  • 現状は有料サービスで、オープンモデル版は「数週間以内」の予定

文字や配置を厳密に決めたいバナー・ポスター用途で、プロンプトの運任せを減らせる方向の更新です。

出典: GIGAZINE

Runway Ads:広告の生成から配信、改善までを一巡させる

Runwayは9月30日、広告運用向けの「Runway Ads」を発表しました。ブランドガイドラインや過去広告、商品画像から画像・動画のバリエーションを生成し、自動ブランドチェックと人の承認を経て、Meta・Google・TikTokへ配信します。配信結果は読み戻され、次の制作ラウンドに使われます。

  • 現在は一部の企業パートナー向けパイロット(Lovableなどが参加)。セルフサーブ登録や価格は未公開
  • 承認は人が行うのが標準だが、キャンペーンやバリエーション単位で自動配信にも設定できる
  • 自己申告の成果はRunway自社のマーケティングでの数字で、一般的な効果を示すものではない点に注意
  • 一般ユーザーは、チャットで動画を作るRunway Agent(Standard/Pro/Maxプランに含まれる)が試せる

出典: Superpower Daily / Riffkit

ElevenLabs:UMGとの許諾契約とMusic v2.5

ElevenLabsは9月10日、Universal Music Group(UMG)との複数年の提携を発表しました。許諾済み楽曲とアーティスト参加を前提にしたファン向けAI音楽プラットフォームを構築し、アーティスト・作曲家向けのAI音声製品も共同開発します。直後にはMusic v2.5も公開されました。

  • Music v2.5は、より豊かなメロディや生演奏に近い楽器表現をうたい、ElevenCreativeとMusic APIで利用可能(APIでは model_id="music_v2_5")
  • 同社は商用利用可能と説明するが、利用条件はプランごとに異なるとの注記もあり、利用前に規約の確認が必要
  • アーティスト名・曲名・レーベル名・歌詞を指定したプロンプトは規約で禁止

出典: Music Business Worldwide / Tech Times

Sora APIが9月24日で終了:動画生成の乗り換え先

OpenAIはSoraのWeb/アプリを4月26日に終了し、APIも9月24日に廃止予定と案内していました。比較記事では、現在の主要な動画生成は次の通りに整理されています。

サービス 特徴(出典の記述)
Kling 3.0 マルチショット生成、最大15秒の長尺、コスパ重視
Runway Gen-4.5 参照画像・カメラ指示・編集など制作ワークフローが強み
Veo 3.1 複雑な多視点シーンやネイティブ音声に強い
Luma Ray 3.x 低コストなクリップ生成

Soraを前提にしたワークフローが残っている場合は、移行先の検証を早めに進める必要があります。価格や性能の比較は各社の発表時点・比較サイトの試算に基づくため、実際の契約前に公式ページで確認してください。

出典: Dreamina / DIYAI

画像モデルの現在地:Midjourney V8.2

Midjourney V8.2は7月24日にデフォルトモデルとなり、画質・大胆な表現・パーソナライズと新しいEdit Modelに重点を置いたと紹介されています。一方、xAIのGrok Imagine Image 2.0は精密な領域編集や背景透過書き出しなど、実務寄りの機能が特徴です。審美性重視ならMidjourney、構造化された制作フローならFLUX 3 ImageやGrok Imagineと、用途で分かれてきています。

出典: 48hourslogo


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