Geminiアプリが月間10億ユーザー突破、Chrome・Workspace・Vertex AIへ浸透――2026年8月中旬Google/Gemini動向

Google・Gemini のアイキャッチ

Geminiアプリが月間アクティブユーザー10億人を突破する節目を迎えた一方、ChromeブラウザやGoogle Workspaceへの機能浸透、企業向けエージェント基盤の拡張、そして著作権を巡る新たな訴訟まで、2026年8月中旬のGoogle/Gemini関連の動きを一気にまとめる。

Google Geminiのイメージイラスト
分野 主な動き 時期
Geminiアプリ 月間アクティブユーザー10億人突破 8月12日
Android Google AssistantからGeminiへ全面移行開始 9月4日〜
Chrome 「Gemini Spark」のオートブラウズが国際展開 7月〜
Workspace Sheets canvasのロールアウト開始 8月10日〜
Vertex AI Gemini Enterprise Agent PlatformでADK v1.0安定版 8月時点
法務・政策 出版社連合がGemini学習データを巡り提訴 7月14日

Geminiアプリが月間10億ユーザーに、9月からAndroid標準アシスタントへ

Geminiアプリの月間アクティブユーザー数が2026年8月12日時点で10億人を突破し、Google史上最速で成長した製品の一つになったと報じられている。利用者の約63%が音声で操作し、iOSだけで1億人以上が利用、生成される画像は1日1億5000万枚を超えるという。

あわせて、2026年9月4日からAndroid標準の音声アシスタントがGoogle AssistantからGeminiへ切り替わることも明らかになった。長年使われてきたAssistantは順次終了し、スマートフォンの音声操作はGemini前提へ移行する。

出典: Build Fast with AI / TechRepublic

Chromeブラウザ、Gemini連携をさらに拡大

Google Chromeでは、ページ内容の要約や質問に答えるサイドバーに加え、ユーザーに代わってウェブを操作する「オートブラウズ」機能の対応地域が拡大している。個人向けエージェント「Gemini Spark」はログイン済みアカウントや保存済みパスワードを使ってデスクトップ版Chromeを操作できるようになり、7月にはこの機能の国際展開が始まった。Android版Chromeでもアドレスバー横のGeminiボタンからページの要約や質問ができる機能が追加されている。

出典: 9to5Google

Workspace: SheetsにCanvas機能、Docsで画像生成も

Google Workspaceでは、Google SheetsにGemini搭載の新機能「Sheets canvas」のロールアウトが2026年8月10日、迅速リリース向けに始まった(通常リリースは8月31日から)。自然言語でスプレッドシートの用途を説明するだけで、Gemini側パネルからカスタムのシートや編集を組み立てられる。

Google Docsでは7月28日から、文章と並行して画像・図解・インフォグラフィックをGeminiで生成・編集できる機能の展開が始まった。Google Meetの自動議事録機能も改善され、共有画面のスクリーンショットを議事録に直接含められるようになっている。

出典: Data Pilot

Vertex AIがエージェント基盤「Gemini Enterprise Agent Platform」へ

企業向けのVertex AIは、AgentspaceとGoogle Cloud Next 2026で統合され「Gemini Enterprise Agent Platform」として再編されている。ノーコードでエージェントを構築できる「Agent Studio」が大幅強化されたほか、開発者向けのAgent Development Kit(ADK)がPython・Go・Java・TypeScript対応で安定版v1.0に到達した。ブラウザ操作エージェント「Project Mariner」の統合、複数エージェントの協調実行、長時間稼働エージェント向けの永続メモリ機能なども加わっている。モデルカタログ「Model Garden」では200以上のモデルにアクセスできるという。

出典: AIwire(HPCwire)

スマートフォンに並ぶアプリアイコン
Photo: Visual Content / CC BY 2.0(Openverse経由)

出版社連合がGeminiの学習データを巡りGoogleを提訴

2026年7月14日、HachetteやCengage、Elsevierなど大手出版社と作家団体が、Googleを著作権侵害で提訴した。訴状では、Google Booksを通じて提供された著作物やGoogle Playにアップロードされた書籍が、権利者の許諾なくGeminiの学習に使われたと主張。著作権管理情報を意図的に削除・改変してその事実を隠したという疑惑も含まれている。Google社内の評価文書には「数百億〜数千億ドル規模の制裁金リスク」との記述もあったと報じられた。

出典: TechCrunch


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